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第73期(平成23年3月期)事業の概況について

 平成22年度わが国経済は、世界金融混乱後の政府の経済対策効果や新興国需要のいち早い回復等により持ち直してきました。しかしながら、急速な円高の進行や海外経済の減速懸念により、夏以降は先行きの不透明感が強まりました。
 また、平成23年3月11日に発生した東日本大震災や、震災による原子力発電所事故により、わが国経済は先行きに混沌とした大きな不安を抱える状況になりました。

 広島を中心とした当地方の経済は、一部の業種で輸出の回復を受けて生産は一時持ち直したものの、急速な円高の影響により企業の業績は概ね低水準で推移しました。
 加えて、東日本大震災の影響から、生産ラインの停止や物資の不足が発生する等、当地方の経済は一層厳しい状況になりました。

 ビル業界では、依然としてオフィス空室率は低稼働状態が続いており、ビル間の競合が厳しい状況が続いております。

 そうしたなか、積極的な営業展開を行った結果、当社貸ビル稼働率は期末現在で90.0%となり、前期末比1.3%の増加となりました。
 また、住居系マンションおよび紙屋町立体駐車場と銀山町立体駐車場も高稼働率を維持しました。

 不動産仲介部門においては、買い手の慎重姿勢が続く状況下、広島銀行や友好業者との業務提携・連携をより強化し、不動産売買仲介及び斡旋紹介に対し営業本部と福山営業所の2拠点体制で積極的な営業展開を実施してまいりました。

各部門の営業活動の結果、当期業績は次表のとおりとなりました。

項目 前期比
1.営業収入 2,216 百万円 △109 百万円
2.営業利益 814 百万円 △64 百万円
3.経常利益 423 百万円 △69 百万円

 当社業績をとりまく環境は、依然として厳しいものがありますが、組織力・営業力の強化を図り、テナントビルの円滑な運営と安定した収益基盤の拡充に向けたタイミングとスピードを重視した経営を展開してまいります。本年度も引き続きテナントビルの機能保持と環境整備のための大規模修繕への取組み強化を行い稼働率の確保に取組んでまいります。

 役職員一同、経営基盤の拡充に向け、更なる努力を傾注して参る所存でございます。 何卒一層のご支援、ご指導を賜りますよう宜しくお願いを申し上げます。